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【第17回】教育は投資…「英語+専門知識」を効率よく学ぶための留学戦略(part.1)


こんにちは。海外生活カウンセラーの北原です。
親子留学には、お子さんの教育を一番の目的とする他に、親御さんの方が大学進学を目指される場合もあります。今回は、その場合に必要な語学力や専門知識、ビザなどについてお伝えしていきます。

 

 

日本人は「教育は投資」という感覚が薄い
日本ではまだまだ、「学校」と聞くと子ども世代が行くものと捉えられがちですが、海外では就労経験を挟んだ大人が学校に通うことは珍しくありません

 

高卒で働いてお金を貯めて大学に行く社会人がいたり、 やりたいことがわからない場合はギャップ・イヤーを使って就業経験や他の体験を経て進路を決めたり、転職の合間に大学や大学院に行って専門分野を深めたりと、 欧米では日本よりも教育を投資とみなす傾向が強い一面があるのかもしれません。
※ 英語圏の大学の中には入試から入学までの期間をあえて長く設定して(初夏卒業・秋入学)、その間に大学では得られない経験をすることが推奨されています。この時期にアルバイトなどをして今後の勉学のための資金を貯める人も多い一方で、外国に渡航してワーキング・ホリデーを過ごしたり、語学留学したり、あるいはボランティア活動に参加する人も多いようです。

 

例えば、会社が研究のために社員を在職させたまま派遣することもあります。この大きな違いを生み出す理由として、高学歴=高収入である認識が社会に広く浸透していること。そして、ひとつの専門性を積みあげるキャリア構築を主流にしていること、就職市場において新卒の価値より専門性や経験の価値が高いこと、などが考えられます。

 

世の中には様々な修士、博士がありますが、MBA(Master of Business Administration:経営学修士)は、日本でも最も認知されている学位のひとつかもしれません。とはいえ、日本国内でも取得できるMBAコースは増えました。果たして、それを海外にまで行って習得するのか、まして家族もいるのに…となると、ハードルが高く感じられるのではないでしょうか。

 

ただ、修士・博士となると、その領域での実務経験が受験の際に問われます。つまり、コースで出会う他の学生は、すでにその領域での経験を重ね、場合によっては専門家であることが多いのです。そうなると海外の修士・博士コースに留学する場合、普段接点のない言語環境(専門用語等)や、その土地にある「専門領域」の知識・ノウハウが、非常にコンパクトに集まる特殊な空間に身を置くことができるのです。

 

ここでは、共通言語は「英語」+「専門知識」です。名門と呼ばれる大学・大学院では、この専門性という無形の「資産」がどんどんと蓄積されているため、世界中から優秀な教授や学生が集まり、ますますその学校の価値を高めます。そして、さらにそれが次の優秀な学生を呼び込む、という好循環が生まれているのです。

 

 

 

留学で親の学業や研究、子どもの教育を同時に実現する
弊社でお手伝いしている親子留学の中には、お父さま(またはお母さま)が留学を希望され、ご家族全体のビザのサポートと、お子さまの学校のお手続きをお手伝いすることも多くあります。

 

直近で一番印象的だったのは、英語教授法の修士コースをオーストラリアで履修するお母さまの留学で渡航されたご家族です。旦那さまは高キャリアでいらっしゃいましたが、「妻のサポートに回ります。子どもにとってもいい経験になるので」と、ご相談から1カ月もない間に職場へ辞表を提出されました。

 

正直なところ、お母さまが大学・大学院に留学するというケースは、実数ではまだまだお父さまの留学ほど多いわけではありませんが、ご家族の理解と協力があれば十分に可能です。お子さま連れの留学をハードルと感じるのか、教育への投資・好機と捉えるかの違いなのかもしれません。

(次回に続く)

 

 

 

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