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【第12回】ラグビーでも注目集まる「ニュージーランド」…留学するなら?(後編)


海外生活カウンセラーの北原です。
今回は、ニュージーランド留学の気になる住宅事情についてお伝えしていきます。

 

 

親子で通学するなら断然「オークランド」がオススメ
ニュージーランドに留学される場合、学校の受け入れよりも考慮しておきたいのが都市選びや住宅事情です。まずは親子留学の都市選びから考えていきましょう。今回はわかりやすくオークランドを都市、それ以外を地方とします。

地方に行くと、ホテルや、1日または週単位から借りることができる物件の数が極端に減ります。また、公共交通機関も発達していないため、車での移動が基本となります。

親子留学は旅行とは異なり、通学を含めた生活設計が非常に重要です。朝起きて、ランチや軽食の準備をして、始業時間に間に合うように家を出てお子さまを学校へと送りとどける。親子通学の場合はお母さまも学校へ向かい授業を受け、お子さまを迎えに行き、買い物を済ませて滞在先で料理または外食をすませ、翌日の準備をして…。
日本の生活と同じようなことを慣れない土地でやるのが親子留学ですから、学校と住宅が離れるような状況はあまりお勧めできません。そのため、お子さまのみの通学で、車の運転に抵抗のない方は地方でもご案内しやすいのですが、親子で通学するなら断然オークランドという選択肢をお勧めします。


次に、渡航期間によって変わる住宅事情についてです。1週間~2週間の短期留学であれば外食でもいいし、ホテルなどで少し高額になっても構わないという方も多いのですが、1ヵ月以上の滞在となると、「自炊したい」「少し行動範囲を広げるために車を借りたい」といったご要望が多くなります。

ニュージーランドはオークランドの一部を除き、リゾート地のような高層コンドミニアムが立ち並ぶようなところは多くないため、短期貸しできるような物件の数が少なめです。リゾート地であれば、多くの短期貸しの物件があって、その回転率も高いためリーズナブルな価格で見つけやすいのですが、ニュージーランドの状況はどちらかというとその反対です。そのため、1ヵ月を超える留学の場合、ニュージーランドの物価の感覚から考えると、リーズナブルな滞在先を探すのに意外と苦労することがあるのです。

また、留学生が多い国ですので、10代後半から20代の学生さんが滞在するような単身用の物件はある程度あるのですが、数ヵ月の滞在を目的としたファミリー向け物件のニーズが決して多いわけではありません。ただし、1年を超えるほどの長期となると話は別。通常の賃貸契約で、ファミリー向けの物件を探すことができるようになります。そのため、短期留学だと割高に感じる住居費も少しお得感が出てくるものです。

例えば、オークランド工科大学付近だと、学生向けの物件で、新しく少し広めの家具付き物件などもあるので、お子さまが小さくお一人でしたら、例えば1Bedroomで月の賃料13万円程度から探すことが可能です。お子さまの通学が郊外の場合や、お子さまの人数が2名以上でそれぞれに部屋を用意したいとなると、やはり一軒家になるのでもう少し高くなり、ハイグレード物件で17~20万円ほどになります。

 

親子での通学を希望されるなら断然オークランド

 

ニュージーランドへの留学で、自信を取り戻した家族
以前お客さまで、お子さまが日本の学校に少し馴染めないご様子で相談にいらしたご家族がいらっしゃいました。留学が一時的な「逃げ」の選択になると、どうしてもそれを繰り返しがちになってしまいます。しかし、先に進むための「キッカケ」として一度環境を変えることは、選択肢として大いに「アリ」だと考えています。

ニュージーランドは自然豊かでのんびりとしています。地方に行けば、なおさらです。直行便のない地域でしたが、そのご家族はネーピアという地域にご留学され、2年ほど過ごしたのち、ご自身のペースを取り戻されてご帰国されました。

人や社会の常識のなかで過ごしているうちに、息苦しくなることは大人にでもあることです。思いきって大きく環境を変えることで、人生の「悪い流れ」を断ち切ることも大切です。留学はそういう意味で、「きっかけ」になり得るのかもしれません。弊社にいらっしゃるお客さまは、環境をいい訳にせずにどこでもやっていける「生き抜く力・適応力」をお持ちの方、さらにグローバルな社会において多様性を受容できる力を育むことが重要だとお考えの方がとても多いです。

日本の教育を批判して、「海外の方が絶対に良い」というような極端な発想で親子留学を選択される方はあまり見かけません。お客さまに共通しているのは、海外を含めた他者への「リスペクト」です。日本や自分の価値観との違いを受け容れ、「異なる」という認識の中でどのように適応すべきかを考えます。
もしかすると、島国である日本のなかでは「異なる」ということが良しとされずに、みな比較的同じ意見になるように同調しやすい文化があるのかもしれません。
ニュージーランドも移民国家の1つですが、海外では「異なる」ことが多様性の前提にあります。その「違い」を受け入れるなかで「私は人と違っていいのだ」という自分をも受け入れる体験も同時にできるのかもしれません。

ニュージーランドのネーピアに留学されたご家族は、そのような経験を通じて、自信を取り戻されたのかもしれないな…と、さまざまな留学の持つ可能性に出逢う日々です。

 

 

 

 

 

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