最新留学情報
本日は、日本と他国のギフテッド教育の違いについて、共有させて頂きます。
いつもより文章が長くなりますが、
お子様の今そして将来に少しでもお役に立てる
きっかけになるような内容があれば幸いです。
日本の歴史が浅いとはいえ、できるだけ日本で生活をとの思いから、ギフテッド関連の居場所を見学してみたけれど合わない感じがする、また機関にいる際は良いけれど、日本で生活することが合わないと感じるという方からのご相談もございます、お気軽にご相談下さい。
皆様もお気づきのことかと思いますが、ここ最近になってやっと
日本の一般的な教育が合わないお子様に関する情報が増えてきております。
というのが
日本に「ギフテッド」という考え方は個々の概念としては古くから存在しましたが、
現代的な意味で社会や教育政策に影響を与え始めたのは2020年代に入ってからとごく最近のことなのです。
以下に、その流れをまとめました。
2010年代初頭まで:学術・民間レベルでの認知
「ギフテッド」という言葉や概念そのものは、20世紀後半から心理学や教育学の研究者の間では知られていました。
しかし、それは一部の専門家の間での議論にとどまっていました。
1913年:
木村久一による「天才教育論」が発表されるなど、「英才教育」に関する議論は古くから存在しました。
しかし、これらは現代のギフ”テッド”の概念(発達の凹凸や心理的側面を含む)とは少し異なります。
2000年代以降:
インターネットの普及に伴い、海外の情報を得た保護者などを中心に、
ギフテッドの子どもが持つ特有の困難さ(浮きこぼれ、不登校など)が少しずつ認知され始めます。
この時期に、民間の教育機関や保護者の会などが活動を始めました。
2010年代後半:
社会的な関心の高まり
メディアで「ギフテッド」が取り上げられる機会が増え、社会的な関心が高まりを見せた時期です。
2017年:
東京都渋谷区が日本で初めて公立学校におけるギフテッド教育の試みを始めるなど、
一部の自治体で先進的な取り組みが見られました。
この頃から、ギフテッドの子どもたちが抱える学習面・心理面の課題や、
才能を伸ばすための特別な支援の必要性が広く議論されるようになりました。
2021年~現在:
国の政策としての本格的な導入
日本の教育政策において、ギフテッドの考え方が本格的に取り入れられたのは、この数年のことです。
これが最も大きな転換点と言えます。
文部科学省の動き:
国は「ギフテッド」という言葉の代わりに
「特定分野に特異な才能のある児童生徒」という表現を用いています。
2021年:
文科省が初めて、これらの児童生徒に対する支援のあり方について、全国の教育委員会を対象とした大規模な実態調査を実施しました。
2022年:
有識者会議が設置され、支援の方向性が議論されました。
2023年度:
本格的に国の事業として、これらの子どもたちを支援するための実証事業がスタートし予算が計上されました。
これにより、学校や地域の相談支援体制の構築が進められています。
このように、日本におけるギフテッドの考え方は、長い時間をかけて徐々に認知されてきましたが、
国の教育施策として明確に位置づけられ、具体的な支援が始まったのは2021年以降です。
まさに今、日本の教育現場全体でその理解と対応が本格的に始まった段階にあると言えるでしょう。そして、これは海外に比べると遅いのです。
たとえば、アメリカ。ギフテッドという考え方は、20世紀初頭のアメリカで生まれ、発展しました。
背景には、心理学の進展、特に知能測定に関する研究の登場が大きく影響しており、
1916年にスタンフォード・ビネー知能検査が発表され、
これにより、客観的な指標で「ギフテッド」と呼ばれる子どもたちを特定することが可能になったのです。
日本の歴史が浅い現状から、
海外留学を検討なさる方にご参考になれば幸いです。
お子様の特性そして一緒にお住まいになるご家族のご事情など色々な要素が絡まり、ここが一番!とは一概に言えませんが、以下、制度の充実度、留学生の受け入れ体制、
教育環境の特色などを総合的にみた視点から、日本人のお子様のギフテッド留学におすすめの国をご紹介いたします。
【オーストラリア】
個々の才能を伸ばす機会が豊富。生活環境も良好。
のびのびした環境で得意を伸ばしたい/バランスを重視したい方
【カナダ】
質の高い公教育。地域により特色あるプログラム。
安全で質の高い環境で学びたい/国際バカロレアに興味がある方
【シンガポール】
国家主導の体系的な英才教育プログラム(GEP)。
高度で体系的な学習を望む/アジア圏で探している方
【ニュージーランド】
「取り出し授業」が特徴。インクルーシブな環境。
通常学級に籍を置きつつ専門性を高めたい/自然豊かな環境を求める方
【アメリカ合衆国】
ギフテッド教育の先進国。選択肢が非常に豊富。
専門分野をとことん追求したい/多様なプログラムから選びたい方
他:フィリピンなど
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【オーストラリア】
個性を尊重し、得意を伸ばす教育
「出る杭は引き上げる」という教育方針が特徴で、個々の能力や興味に応じて学習機会を広げることに積極的です。
国全体として留学生の受け入れに慣れており、サポート体制が充実しています。
プログラムの種類
オポチュニティ・クラス(OC): 小学校高学年で選抜され、より高度な内容を学ぶ特別クラス。
セレクティブ・スクール: 中学・高校年代の選抜制の学校で、学力の高い生徒が集まる。
エンリッチメント: 通常の学校でも、プログラミングや音楽、スポーツなど、得意を伸ばすための選択肢が豊富。
多文化社会で、様々なバックグラウンドを持つ人々に対する寛容性が高いです。
治安が良く、自然豊かで、のびのびとした環境で学べます。
※注意点
都市部と地方で教育機会に差がある場合があります。
【カナダ】
質の高い公教育と多様なプログラム
教育水準が世界的に高く、特に公教育の質の高さに定評があります。
州や教育委員会ごとにギフテッド向けのプログラムが用意されており、留学生の受け入れも積極的です。
プログラムの種類
国際バカロレア(IB): 探究型学習を重視するIBプログラムを提供する学校が多く、ギフテッドの知的好奇心を満たしやすいです。
コングリーゲート・クラス: 特定の学校にギフテッドの生徒を集めて教育を行う。
特化プログラム: コンピュータサイエンスやアートなど、分野に特化したプログラムを持つ学校もあります。
安全で住みやすい国として評価が高く、安心して子どもを送り出せます。
アメリカに比べて学費や生活費が比較的安価な傾向があります。
※注意点
ギフテッド教育への熱心さは地域によって差があるため、事前の情報収集が重要です。
【シンガポール】
国家主導の体系的なエリート教育
国策として優秀な人材を育成することに非常に力を入れています。
小学校3年生で全国統一テストが行われ、
選抜された上位約1%の生徒が4年生から「GEP(Gifted Education Programme)」という特別なプログラムに参加します。
プログラムの種類
GEP:通常のカリキュラムをより深く、広く学ぶエンリッチメント型。
思考力やリーダーシップの育成も重視されます。
アジアのトップレベルの環境で、特に理数系の才能を伸ばしたいお子様に向いています。治安が良く、インフラも整っています。
※注意点
留学生がGEPに入るには、まず公立学校に入学し、国内の生徒と同じ選抜プロセスを経る必要があり、非常に狭き門です。教育費、生活費ともに世界最高水準です。
【ニュージーランド】
「強み」を伸ばすインクルーシブ教育
インクルーシブ教育(すべての子どもを包容する教育)を基本としつつ、ギフテッドの特別なニーズにも応える柔軟な制度が特徴です。
プログラムの種類
One-Day School: 最も特徴的な制度で、週に1度、ギフテッドの生徒が専門の施設に通い、
同じような仲間と高度な学習やプロジェクトに取り組みます(例: MindPlus)。普段は地域の通常学級で学びます。
学校生活の主体は地域の学校に置かれるため、友人関係を維持しながら専門性を高められます。
子ども一人ひとりの個性を尊重し、自己肯定感を育むことを重視する国民性です。
※注意点:アメリカのような「飛び級」制度は一般的ではありません。
最後になりますが、アメリカです。
アメリカは歴史的にもおススメではありますが、
現状ビザの問題など他国に比べるとスムーズではない点があることから
最後にご紹介となりましたが、可能性がゼロというわけではございません。
【アメリカ合衆国】
選択肢の多様性と最先端の研究
現代のギフテッド教育発祥の地であり、世界で最も選択肢が豊富な国です。
州や学区、私立・公立によって制度は様々ですが、
それゆえにお子様に最適なプログラムを見つけやすいのが最大の魅力です。
プログラムの種類
アクセラレーション(飛び級・飛び入学): 能力に応じて上の学年で学ぶ。
プルアウト: 週に数時間、ギフテッドの生徒だけを集めて専門的な授業を行う。
エンリッチメント: 通常の授業内で、より深く発展的な課題に取り組む。
サマースクール: ジョンズ・ホプキンス大学のCTYなど、大学が主催する高度なサマーキャンプが多数存在。
STEM(科学・技術・工学・数学)、芸術、人文科学など、あらゆる分野で世界トップレベルの教育が受けられます。才能ある学生を積極的に評価し、伸ばそうとする文化が根付いています。
※注意点
制度が地域によって大きく異なるため、留学先の学区や学校について徹底的なリサーチが必要です。
学費や滞在費は高額になる傾向があります。
【他】
イスラエル:国家レベルで非常に高度なギフテッド教育が実践されていますが、留学生としての受け入れ情報は限定的です。
フィンランド、オランダ: 特定の「ギフテッド・プログラム」を設けるより、通常学級内での個別最適化を徹底するアプローチです。
インクルーシブな環境を重視するご家庭に向いています。
他:フィリピンなど
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