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【第18回】教育は投資…「英語+専門知識」を効率よく学ぶための留学戦略(part.2)


こんにちは。海外生活カウンセラーの北原です。
今回は「
親御さんが現地で就学される場合、お子さんの公立校の学費が無料になる」というカナダについてお話ししていきます。

 

留学で親の学業や研究、子どもの教育を同時に実現する
家族で渡航する際、「移住目的の家族」、「潜在的に不法滞在者になり得る家族」と間違われないよう、ビザ申請は慎重に行う必要があります。まずそれらを客観的な書面で証明できるよう、ビザコンサルタントと一緒にお客さまをサポートするのが私たちの仕事です。滞在中の家族全体の生活費を証明する銀行残高証明や、帰国後の就労受け入れ先の証明、卒業校からの推薦状や、お勤め先のリファレンスレターなど、お客さまの状況によって書類の準備が異なります。

 

また、「研究員としての派遣が決まりました。ビザの種類と料金を教えてください」というご相談もよくいただきます。ただ、現在お勤めの大学や研究機関からのお給料の有無や、派遣先の海外研究機関でのお給料の有無、またその書面が適切な形式で発行されるのかなどにより、ビザの種類や申請方法が異なります。ご相談をいただくタイミングでは、ご本人もビザの種類の特定に必要な情報がまだわからないことがほとんどです。そのため、状況に合わせてビザの種類や申請方法を変えていく必要があるのです。

 

そういった意味で、ビザ申請は面倒な手続きとなりますが、修士・博士留学にはもちろん大きなメリットがあります。カナダやオーストラリアでは、カレッジ・大学・大学院に通学すると、その扶養者である子どもの公立校の学費が無料または低減される仕組みがあります。
一例として、カナダのケベック州では、通学先が語学学校でも、子どもの公立校の学費が無料になり、さらには配偶者が就労可能となるケースもあります。中国・韓国系の移民目的の家族の中は、こうした制度を活用しながら現地に滞在し、家族で永住権申請にチャレンジするケースも珍しくありません。

 

本来、永住権とは特別な権利です。移民を強く希望して、滞在中死に物狂いで努力する中国・韓国系の家族と比較すると、日本人は「何かあれば日本に帰国すればよい」という選択肢を持ったままのケースが多いです。退路を断った覚悟というより、永住権挑戦はあくまで選択肢のひとつとして考えているのが特徴です。

 

目的が「親の学業」にあれば、英語環境で子どもを育てるメリット、それが無料になる(または低減される)メリットは大きいと思います。

 

 

 本来の目的が親の学業や研究である場合、その機会を子どもの教育にも充てたいのであれば、二つの目的を当初よりリーズナブルな費用で達成できるというメリットがあります。また、子どもの数が多い場合には、子どもがそれぞれ単身留学するよりも、生活費や学費がコンパクトに収まるので、費用面でのメリットがさらに大きくなります。

 

もちろん「学費が無料と聞いたので問合せしました」というお母さまも、時よりいらっしゃいます。しかし、学費を無料にするために英語と専門性のある勉強をするためには、当然お母さまの学費が発生しますし、子育てしながらの就学となります。相当な覚悟と努力ができるお母さまでないと続かないのが実情です。

 

また、海外では自宅でも通学においても、一定年齢以下の子どもを一人にすることを法律で厳しく禁じている国がほとんどです。現実的に考えると、両親が渡航する場合を除いて、ベビーシッターなどの人の手を借りる可能性も考えておきましょう。また、実際に学費が無料になったり、軽減されたりするかどうかは、通学する州や学区の判断によります。無料を目的にした場合、万が一制度が準備中に変更された、何らかの理由で利用できない、という場合もゼロではありません。そうした事態も想定しておきましょう。

(次回に続く)

 

 

 

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