永住資格
居住期間の期限がない資格でも、条件付き期間や再入国の期限、生活の本拠などの条件があります。米国EB-5、豪州NIV、マルタMPRPは仕組みが異なります。
EDUCATION & FAMILY LIFE
このサイトでいう教育移住とは、子どもの教育環境を大切にしながら、家族全員で海外に生活の拠点を移し、継続して暮らすことです。
学校選びとともに、家族一人ひとりの滞在資格、親の仕事、住まい、生活費を合わせて考えることが大切です。永住資格に加え、条件を維持して更新する長期滞在も選択肢に含めています。
家族で暮らせる国・制度を比較する ↓
まず知っておきたい、滞在資格の違い
居住期間の期限がない資格でも、条件付き期間や再入国の期限、生活の本拠などの条件があります。米国EB-5、豪州NIV、マルタMPRPは仕組みが異なります。
不動産・預金・資産などの条件を維持して暮らす方法です。更新の審査、同行家族の対象、親の就労制限まで確認する必要があります。
シンガポールの経営者EPなど、仕事や事業を基に暮らす方法です。会社設立と滞在の許可は別で、給与・雇用等の継続条件があります。
「ゴールデンビザ」という名前だけでは、永住資格か、更新する資格かは分かりません。NZのResident Visa・Permanent Resident Visa・市民権も別の制度です。
9か国の家族の滞在方法
まずは国・制度名・資格の種類から選んでみましょう。「条件を見る」を押すと、必要な資金・同行できる家族・滞在期間が開きます。主申請者への許可だけで、ご家族全員に同じ資格が自動的に与えられるわけではありません。
必要資金と、家族全員の移住総費用は別です。
投資・預金・保有資産は、返還されない拠出・寄付・申請費と区別して考えることが重要です。住宅、学費・生活費、保険、渡航費、家族の追加費用も必要です。掲載する期間は、申請から許可までの所要期間ではありません。
ドバイTaskeen、シンガポールEP、豪州NIV、NZ AIPの主要な案内は2026年10月10日に確認しています。詳しい家族条件・維持条件の出典は各国の詳細ページに掲載しています。
制度を比べる際は、投資・預金・住宅費などの資金条件に加え、家族の同行条件や資格を維持するための条件にも目を向けることが大切です。UAE・シンガポールには一律の最低投資額がなく、豪州NIVも投資額で選ぶ制度とは異なります。掲載順は、移住にかかる総費用の安さや申請のしやすさを示すものではありません。
換算条件と制度別の内訳は、詳細ページの「並び順の基準」をご覧ください。
このページにビザ情報を掲載している国と、アエルワールドが学校紹介・現地支援を行う範囲は別です。学校は国・学校の一覧でご覧いただけます。
掲載中の制度で必要な投資・固定預金・住宅費を、2026年10月8日の為替で米ドルに換算して比較しています。ギリシャは25万ユーロの特例、マルタは賃貸5年分と行政費・拠出・寄付、マレーシアは預金と住宅購入の合計を基準としています。保有資産・収入の条件、家族追加費、学費・生活費等は別です。
一律の最低投資額が定められていないUAEとシンガポールを先に紹介しています。UAEは不動産の所有、シンガポールEPは会社の事業・給与条件が必要で、資金が不要という意味ではありません。NIVは投資額で選ぶ制度とは異なるため、最後に紹介します。
欧州中央銀行・換算に使用した為替の出典 ↗(確認日:2026年10月9日)
投資・預金・不動産購入額は、家族全員の移住総費用ではありません。返還されない寄付・申請費、住宅費、学費、生活費などを分けた見積もりが、総費用を判断するために大切です。申請期間や許可を保証するものではありません。
ドバイの2年不動産所有者ビザ(Taskeen)は、単独所有なら最低購入額の条件がなくなっています。ただし、共有所有の場合は、本人の持分がAED 400,000以上必要です。不動産の所有は必要で、購入額の条件がないことは購入費用が不要という意味ではありません。永住資格ではなく、更新にも審査があります。配偶者・子は別途申請し、年齢等により期間が異なります。就労許可と学校入学も別の手続きです。
不動産購入額AED 2,000,000以上などの条件を満たす方は、10年のゴールデンビザも選択肢です。永住資格ではなく、条件を維持して更新します。ここで紹介する2年のTaskeenとは、資金・家族・滞在の条件が異なる制度です。
現地法人を設立し、その会社の取締役・経営者として働く方は、EP(Employment Pass)を申請する方法があります。一律の最低投資額はありませんが、給与条件と原則COMPASSの審査が必要です。小規模企業への配点だけで取得できるわけではありません。法律上の配偶者と21歳未満の未婚の子は、本人の固定月給などの条件を満たせばDPを別途申請できます。永住資格ではなく、事業・雇用を継続し、更新審査を受けて暮らす制度です。
現地法人を設立し、その法人の経営者として会社又は就労ビザの申請代理業者がEPを申請します。会社設立とEPの許可は別です。法人登記には現地居住要件を満たす取締役が少なくとも1人必要です。
PMET(専門職・管理職等)が25人未満の企業は、企業側のC3・C4で各10点、計20点の配点があります。原則40点が必要なため、給与・学歴等の評価と組み合わせます。月給1.1万Sドルを一律の合格基準にはできません。
EPの年齢・業種別の最低固定月給と、COMPASSの給与配点は別です。固定月給SGD 22,500以上はCOMPASS免除の条件ですが、EPの許可や更新を保証するものではありません。
2027年1月1日以降の新規申請では、非金融業は固定月給SGD 6,000〜11,500以上、金融業はSGD 6,600〜12,700以上(年齢別)に変わります。更新は2028年1月1日以降に期限を迎えるパスから適用されます。
MPRPは、日本人を含むEU・EEA・スイス以外の国の方が対象となるマルタの永住制度です。住宅は購入だけでなく賃貸も選べますが、返還されない行政費・拠出金・寄付と、保有資産の要件が別にあります。家族には配偶者、未成年の子、未婚で扶養する18〜28歳の子などを含められます。永住資格でも住宅や保険の維持が必要です。この資格だけで就労の権利は得られず、他のEU諸国で暮らす権利とも異なります。
用途変更や指定建物の修復などの条件を満たす不動産は、25万ユーロ以上の投資で対象になります。適格な物件を維持すれば、家族も5年ごとに居住資格を更新できます。通常の不動産購入は地域により40万または80万ユーロ以上です。配偶者、21歳未満の未婚の子、双方の父母等も対象です。この資格だけでは働けず、他のEU諸国で暮らし働く権利とも異なります。対象物件の条件と学校の場所を合わせた検討が重要となります。
住宅と定期預金を用意して、家族で長く暮らす制度です。主申請者は25歳以上で、日本人も対象になります。Silverでは現地での就労・事業は認められず、働く場合は別の関連パスが必要です。子どもの就学にも所定の許可が必要です。定期預金は住宅購入費と別の条件で、参加費や処理費もかかります。住居費に加えて学費と生活費を見込み、更新や家族の年齢条件も踏まえた計画が重要です。
LTRの富裕層区分は、一定の資産とタイ国内への投資を持つ方が対象です。合計資産には適格なタイ投資額を含められます。医療保険などの条件もあり、最初の5年が終わる時に再審査を受けます。2025年の改正で父母なども家族の対象になり、人数上限は撤廃されました。子は原則20歳未満で、年齢に達すると家族資格が失効します。タイで働く場合は所定の就労許可が必要です。進学の時期と家族それぞれの滞在計画を合わせて考えておくことが大切です。
EB-5は、適格な事業への投資と、米国でのフルタイム雇用10人分の創出などを条件に永住を目指す制度です。80万米ドルの基準は対象雇用地域やインフラ投資に限り、通常は105万米ドル以上です。配偶者と21歳未満の未婚の子も対象ですが、年齢の判定には注意が必要です。当初は2年の条件付き永住資格で、条件解除の申請が別にあります。取得後は働き、学べますが、生活の本拠を米国に置く計画が必要です。
AIPは、適格な投資を維持して家族で住み、働き、学べる制度です。Growthは3年間、Balancedは5年間の投資が必要で、滞在日数も異なります。まず得るResident Visaで無期限に暮らせますが、再入国の期限があります。投資などの条件解除後にPermanent Resident Visaを別途申請すると、再入国の期限がなくなります。24歳以下の子も、年齢ごとの未婚・扶養条件を満たす必要があります。
NIVは、研究、起業、革新的な投資、スポーツ・芸術などで国際的な実績を持つ方が、家族と豪州で暮らすための招待制の永住ビザです。投資額だけで対象になる制度ではなく、卓越した業績と豪州への貢献、推薦者などが必要です。EOIを提出し、招待後に申請・審査を受けます。18歳未満・55歳以上には追加要件があります。取得後は就労・就学ができますが、学校への入学は別の手続きです。
専門職、スポーツ、芸術、学術・研究の分野で国際的に認められた卓越した業績があり、現在もその分野で顕著な活動をしていることが必要です。豪州への貢献と、専門分野で仕事を得る又は自立して活動する能力も審査されます。
同分野で豪州国内の評価を持つ推薦者によるForm 1000が必要です。推薦者は豪州市民、豪州永住者、所定のeligible NZ citizen又は豪州の団体。雇用主スポンサーの制度ではありませんが、推薦者は必要です。
一律の年齢上限はありません。18歳未満・55歳以上は豪州社会への特別な利益を追加で立証します。申請時18歳以上の本人・家族はFunctional Englishの証明又は第二分割申請料金が必要です。健康・人物要件も適用されます。
成人の主申請者では、配偶者・事実婚パートナー、婚約・婚姻・事実婚関係のない子が対象です。18〜22歳は扶養、23歳以上は身体・認知面の障害等により扶養が必要な場合。審査中に23歳になる子にも条件があります。18歳未満の主申請者には、親1人とその親の家族単位を含める特則があります。
Fair Workの高所得基準は2026年7月1日から年額AUD 190,100です。NIVでは現収入や豪州の雇用提示などを評価する指標の一つで、全員に課される必須年収や最低投資額ではありません。
内務省はMinisterial Direction 120に基づき、①分野を代表する国際的な最高水準の受賞者、②豪州政府・州等の専門機関による推薦者、③重要技術・低排出技術/再生可能エネルギー・ヘルス産業、④農業・防衛/宇宙・教育・金融等の順に招待・処理を優先します。優先順位は許可や処理期間の保証ではありません。
EOI(関心表明)はビザ申請ではなく、有効期間は2年です。招待を受けた後、60日以内にビザ申請を行い、業績・推薦・その他の要件を審査されます。招待時点で許可の適格性が判定済みという意味ではありません。
新規受付終了:2024年7月31日。旧BIIPの条件はNIVの申請条件とは異なります。
2021年7月1日以降に招待された旧188 Significant Investorの条件。新規申請は2024年7月31日に終了。
当時はAUD 5,000,000以上の適格投資、州・準州等の指名と招待が必要で、暫定ビザは最長5年でした。永住ビザ888へ進むには、投資維持のほか本人年平均40日、または配偶者等年平均180日などの条件がありました。旧制度で申請済み・保有中の方の扱いと、現在の新規申請は別です。
ビザ情報の掲載国と、当社が学校紹介・現地支援を行う範囲は別です。ご希望の国・学校と必要な支援内容を分けて検討することが大切です。学校一覧を見る →
NZの投資家ビザで暮らす方も、市民権の条件を満たしてNZ国籍を取得した場合、豪州側の条件を満たせば滞在を検討できます。各段階には条件と審査があります。
AIPのResident Visaで居住。投資・滞在等の条件を満たし、PRへの申請を別途検討。
実際の居住日数、NZで暮らし続ける意思、英語・人物等の条件を満たして申請・審査。
国籍を取得。本人の意思による外国籍取得が日本国籍に与える影響も伴います。
NZ旅券・健康・人物要件等を満たし、SCV444による居住・仕事・就学を検討。
Resident Visaは条件付きの居住資格、Permanent Resident Visaは再入国期限のない居住資格、市民権は国籍です。成人の市民権は通常、直近5年間の居住者としての滞在が合計1,350日、各12か月240日以上必要です。AIPの最低滞在日数だけでは、この条件を満たしません。居住資格の条件を満たす又は解除すること、英語・人物等の要件も必要です。
市民権申請時にはNZで暮らし続ける意思が審査されます。申請時点から豪州へ移住する予定がある場合、所定の海外居住の例外等を含め、要件との整合が必要です。市民権取得を豪州移住のための形式的な手順として計画できる制度ではありません。
本人の意思でNZ国籍を取得すると、日本の国籍法により日本国籍を失います。投資家の居住資格を取得することとは異なる判断です。
条件を満たすNZ市民は、SCV444という一時滞在資格で豪州に暮らし、働き、学べます。NZ国籍のない配偶者・子には、対象条件に応じ461等の別の申請・審査が必要です。461は5年の一時資格で就労・就学が可能ですが、家族全員が自動的に同行できるわけではありません。
滞在資格と一緒に考えること
両親ときょうだいで暮らすご家族も、ひとり親のご家族も。家族の形に合わせて、同行する一人ひとりの生活を考えておくことが大切です。
希望する学年・教育課程・英語支援・入学時期が、候補を選ぶ際の判断材料になります。空席、選考、学校ごとの学費も確認が必要です。
学校情報を見る →現地就労、事業経営、日本の仕事の継続は、認められる活動を分けて考えることが重要です。居住資格があっても、希望する働き方が認められるとは限りません。
家族の滞在方法を見る →通学時間・送迎、住居、交通、医療・保険を学校選びと合わせて考えることが大切です。家族全員が無理なく暮らせる生活圏かどうかも、移住先を判断する材料になります。
渡航準備を見る →制度に必要な資金と、毎年の学費・家賃・生活費を別に整理しておくことが大切です。お子さまの人数、学年、住む街、期間をそろえると、費用を比較しやすくなります。
費用の考え方を見る →学校への入学許可と、家族の滞在資格は別の手続きです。
子どもの就学や保護者の付き添いの資格だけで、両親の同行・就労が認められるとは限りません。成人になる子どもの年齢・扶養条件も、数年先を見据えて考えておくことが重要です。

ご相談の前に、考えておくとよいこと
気になる国や家族の希望を、分かる範囲でお聞かせください。これから決めたいことも、ご相談いただけます。
詳しい制度条件は永住権・長期滞在ビザの比較をご覧ください。NZ市民権を取得した後に豪州で暮らす場合は、市民権と豪州滞在の条件もご覧ください。取得・入学を保証するものではありません。
親子留学には、学費のほかにいくら必要? 家賃、保険、航空券、入学時の支払いまで含めて予算を考えておくことが大切です。子どもの人数と学年、住む街、滞在期間をそろえると、候補を比べやすくなります。
学校の料金表があっても、空席や入学許可を保証するものではありません。返金条件と支払時期も、出願前に確認しておくことが重要です。
現在の学校には、転出・休学・帰国後の受入れなど、家庭の計画に応じた相談が大切です。住民関係の届出、健康保険、年金、税、勤務先の扱いは一律に決めず、自治体や各窓口に家族の状況を伝えて確認してください。
外務省は、海外に3か月以上滞在する場合の在留届と、3か月未満の渡航向けの「たびレジ」を案内しています。渡航先の安全情報を確認し、学校、滞在先、保険会社、在外公館などの連絡先をまとめておくことが大切です。
確認日:2026-09-29 外務省:たびレジ・在留届